黒帯への挑戦2回目

 2004年4月18日、この日は長男の誕生日。買い物に行きたいというので、それなら昇段試合に付いて来たら帰りに店に寄ろうと言う事で、息子とその友達、娘の3人を連れて八幡東柔剣道場に9時に行く。
 因みに息子も娘も柔道を一緒に習っていましたが、二人とも現在は柔道を止めました。子供のために始めたのになんのこっちゃ。娘は今回ビデオ係りです。自分の動きが分からないので、カメラのビデオ機能で撮影してもらうことにしました。

 今回はどうにでもなれ、と少し投げやりな気持ちで試合に臨んだので前回ほど緊張感はありませんが、それでも試合前にトイレに行きたくなったのに、行く暇がなく、そのまま試合に臨む羽目に。年取るとトイレが近くなるのです。さっき行ったばかりなのに。

【第1戦目】
 今回はAブロック、紅組の3人目。立って試合を待つうちに、数日前に痛かった左足首が痛み出し、腰まで痛くなる始末。白組の最初の中学生は体格も良く、中々の動き。「こんなのと当たったら、負けるだろうな」、とか考えながら、試合を見守る。

 私の最初の対戦相手はT中学の小柄な生徒。しかし、私の前に試合した紅組の高校生と引き分けだったかな? とにかく、高校生相手に負けてない。動きは早く、技の切れと粘りもある。けど、試合しやすいのは事実。礼をして、試合開始。

 組み合って、特に攻撃してこないので、いきなり支え釣り込み足を掛ける。最近、柳原先生に教わって、自分のは支え釣り込みになってないのに気が付いたが、従来どおりの、支え手前引っ張り技?を掛ける。相手は小柄なので前方にそのまま吹っ飛ぶが、うつ伏せのまま飛んでいるので技にならない。そのまま、相手をひっくり返して、横四方固めに入る。ところが、審判員が「押さえ込み」の宣告をしない。どうなっとんじゃ、と考えると、相手が私の右足に足を絡ませている。絡みから強引に右足を引き抜いて、再度、押さえ込んでやっと審判員の「押さえ込み」の宣告。横四方なのに足を伸ばして押さえ込んでいたのに気が付いて、途中から膝を曲げて教科書通りの体制に入る。相手は最初は逃げようともがいていたが、その内、動かなくなり、相手が私の体を2回タップして、一本勝。相手は苦しかったんだろうか?特に絞めたわけではないけど。

【第2戦目】
 引き続き、T中学の生徒と試合。今度はさっきより体格も良い。思ったほど、疲れていないと思っていたが、組んでみると相手は動き回って、こちらは頭も少しぼーとしてる。相手の動きに付いていくのがやっと。その内、ころん と転がされて押さえ込まれるが、体力にものを言わせて逃げる。
 ところが、悲しいかな、この逃げるのに結構な体力を使ったため、もう立ち上がっても、腕がパンパンで襟を掴めない状態。「もう試合止めたいよう」と駄々をこねたいところなのですが、それも出来ません。結局、転げたところを押さえ込まれて、逃げるために相手との間に膝を入れて休んでいると、「押さえ込み」の宣告。「え?いつも練習で言われた通り、相手との間に膝入れてるのに、これで押さえ込みなの?」と考えたものの、「そうか。膝を入れるのは逃げるためか。逃げなきゃいかん!」と考え直してもがこうとするが、体が言うことを利かない。もう体力の限界でした。


【感想と反省】
 現在、試合終了後、4時間経過。まだ、腕と腰が痛くて、疲労感はとにかく凄い。相手は中学生だと心の片隅で舐めてる部分がありましたが、なんのなんの、おじさんはヘロヘロ状態です。こんなことでは、黒帯は何時まで経っても手に入らない気がします。
 やっぱり地道な練習しかないか!
 当たり前の事に気が付いた、今回の試合でした。しかし、仕事もあるし。厳しいー。

 それにしても中3の長男の奴は、「あんなみっともない負け方をして恥ずかしい」だと。俺をやっつけてから言えってンだ。

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